カパ体質とは?
カパ体質診断において、カパが増大していると診断された方は、生まれ持ったカパ体質であると言えます。
カパのエネルギーが過剰になってしまうと体調を崩してしまいますし、逆にエネルギーが不足してしまうことでも体調の悪化に繋がります。
カパである方は、カパのエネルギーが乱れてしまうことで、本来の性格の持ち味や健康面が損なわれることになりやすいとも捉えられます。
カパのバランスを整える方法を学び、得点が過剰であったり過少であった方は健康的な生活を送る第一歩を踏み出しましょう。
カパってどんなタイプ?
カパタイプの人は心が穏やかで人の心を思いやることができる人が多いと言えます。
水と大地のエネルギーを持ち合わせており、すべてを包み込む安定感と寛大さを持ち合わせます。
我慢強く目の前の課題に立ち向かっていくことができるタイプです。
平和主義者的な考えを持っており、調和と強調を大事にします。
継続力があり、物事を覚えるには時間がかかりますが、一度覚えたことは忘れません。
保守的であり、人の上に立つよりは組織を陰で支えるような人がカパタイプには多く見られます。
しかし、自分の中で言いたいことを溜めこんでしまい、なかなか言い出しづらい一面も持ち合わせています。
外見的な特徴は、骨格がしっかりしており、骨が太いです。
体格はぽっちゃりとした方が多く、カパタイプの人は太りやすく痩せづらい特徴を持ちます。
肌は油性でもち肌です。
話し方や動作はゆっくりとしています。湿気や寒さが苦手な傾向にあります。
カパが乱れてしまうと
カパのバランスを乱してしまう原因は刺激が足りないことから始まります。
慣性の日々が怠惰に繋がってしまうとカパは増大し何をするにも意欲がなくなってしまいます。
また、不摂生な食生活を繰り返したり運動不足であるとカパのバランスを崩します。
特に、甘いものや脂分の多いものの摂りすぎには注意が必要です。
うちに秘めておくことが多いのでストレスを抱え込みやすく、カパのバランスが崩れた時には鬱になってしまう場合もあります。
私なんてと、自分を過少評価してしまうとカパのバランスが崩れた時には鬱に陥りやすい状態です。
そのような時には何をするにもやる気が出なくなってしまい無気力な怠け者になってしまいます。
また、こだわりが強く、必要以上に執着し、頑固になってしまうこともあります。
周りの意見に耳を傾けるあまり、本来の自分を見失わないようにする心掛けが必要です。
具体的にカパが乱れている時の身体的な不調は以下のものがあげられます。
体が冷え脂肪を溜めこみやすくなる
食欲が減退し、体力が衰える
細胞が水分を溜めこんでしまいむくみがでる。
髪の毛や肌が油っぽくなる
いつでも睡魔に襲われる
咳や鼻炎などの呼吸器系疾患に悩まされる
これらの症状を感じる方はカパのエネルギーが乱れているかもしれません。
カパのバランスが良い時
慈愛に溢れ、穏やかな気持ちで寛大さを合わせ持ちます。
穏やかで落ち着きがあり、辛抱強く物事に取り組み、成し遂げる力を発揮します。
また、上記したカパが乱れているときの体調の悪化が改善されていきます。
カパを整える生活習慣
◇意識的に活動的になる
カパタイプの人はどうしても休みの日は家で寝すぎてしまいゴロゴロして過ごすことが多くなりがちです。
活動しないことにはカパのエネルギーを増幅してしまいさらに怠け者モードになり悪循環を生みます。
外に出て体を動かす習慣を付けましょう。
朝早起きして散歩をするだけでもカパを抑えるのに効果的です。
◇常に体を温める習慣をつける
カパ体質の人は、体が冷えやすく代謝が減少しやすい傾向にあります。
冷えることによって皮下脂肪も付きやすくなります。
毎日時間をかけて入浴することも重要ですし、下半身を中心にマッサージをしてリンパの流れを促すことも体温を上げるには効果があります。
◇ストレスを発散する方法をみつける
カパが増大すると、思ったことや感じたことを溜めこみやすくしてしまうので気分転換する方法を自分なりにみつけておくことが大切です。新しいことに積極的にチャレンジするのもいいかもしれません。
体を動かすことによって気持ちを切り替えて前向きに物事を捉えましょう。
カパを整える食習慣
カパは、重さ、冷たさ、油っぽさ、湿り気が性質になります。
カパ体質の人はこれらのエネルギーを増大させすぎてしまうとバランスを崩してしまうので、反対の性質の食事を心掛ける必要があります。温かみのある火を通した食べ物や脂分の少ないヘルシーな食事を意識しましょう。
・取った方がいい食材
辛味のある食べ物
苦みのある食べ物
渋味のある食べ物
山菜類
温かい汁もの
体を温めるスパイスが効いた料理
生姜やにんにく等
熱を通した葉野菜
海藻類
乾燥食材
穀物類
・取らない方が好ましい食材
甘味のある食べ物
酸味のある食べ物
塩味のある食べ物
油分の多い食べ物
生野菜
冷たい飲み物
揚げ物
肉類
・食事の際に気を付けること
ゆっくりと噛んで食事をしましょう。
間食はなるべく控えましょう。
消化力が弱いので食中や食後は水分をあまり摂らないようにしましょう。
たまに断食を行う事も効果的です。
カパ体質の人は消化力が弱く、未消化物のアーマが脂肪を生成してしまうので、消化に悪い食事は控えましょう。
また、体脂肪は冷えやすく冷えると固まってしまい燃焼する事が難しくなるので常に体を温めておくことを意識しましょう。
カパまとめ
カパ体質の人は基本的に温和な性格で、協調性を持ち誰からも好意を持たれるような素敵な人間性を持っています。
しかし、保守的な一面があり変化を嫌うあまり怠け者になることもしばしば。
溜めこみやすい性格なのでストレスをかけてしまうこともありますが、自分なりの発散方法を実行し、新しい事に常にチャレンジする姿勢でいる事がカパを増大させない為には重要です。